パンツァーフロントの続編を待つスレ part75

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350名無し三等兵
まあ暇そうだしこの胸のタギリを呟かせてくれよ
昔自衛隊にいて1任期満了後、しばらくして何の変哲もない普通の演習があった
ただ、いくつか普通じゃなかったのはその年度の最後の攻撃訓練だった事と、戦車が先頭をきって吶喊したいとの事だった
大戦中の戦いででもおっかないだろうに、対戦車ミサイルがある現代戦じゃあどっから弾が飛んでくるかわからないんじゃないかと戦術に詳しくない下っ端の自分ででも思った
事実、上の方々もそう考えていたらしく開始前のMMを入念にやっていたのをよく覚えている
誰が考えたのか、凄まじくダサい作戦名まであったwww(知り合いが見てたらばれるので省く)
自分のいた中隊は装甲車で戦車に随伴する後衛だったから、あわよくば初日で演習を終わらさんとする前衛中隊の背中を見送り仲間と無線で敵状を聴きながらだべっていた
前衛中隊の奮闘むなしく初日の前進は暗くなる頃には停止した
が、二日目の突貫の損害を少なくする為、斥候が敵情を上げるべく朝まで歩き回っていた
351名無し三等兵:2010/04/09(金) 18:03:21 ID:???
朝、うっすらと明るくなった頃に準備が始まる
大した物もないのですぐ準備が整い、装甲車の天板を跳ね上げてイスの上に立って小銃を構えて待つ(機関銃だったかも知れない)
無線での準備状況と点呼が終わった後に突撃準備射撃が始まる
確か五分後くらいに無線からカウントが聞こえた
「最終弾弾着10秒前!…8…7…6…5…4…弾ちゃーーく、今!!」
「○○大隊前へ!」と、お偉いさん
指令を受けた中隊長が「○○中隊、突撃にー、前へ!」
それを聞いた先頭車両の戦車長が操縦席へ「○○(付与された番号)前へ!」と言ったと思うが、言い切る前に無線の中と自分のいる装甲車の外から、先頭車両に近いが為に聞こえる凄まじいエンジン音でかき消されよく聞こえなかった
戦車は1にも2にも敵CP近くへの吶喊が目的で、それに続く自分達は戦車の援護の下CPへと前進するのが目的だった
なので接敵しても敵陣地を強行突破して行くためヒョコヒョコ頭を出している者やキョトンとしてこっちを見ている者などがいたが、反撃してきたのもちゃんといたようで5両中(もっといた気がする)、確認2両やられたが他は無事到着
自分たちが降りる段になって個人エンタイ?を発見
目の前で急ブレーキをかけて止まり近くにいる判定員に車長とドライバーが「蹂躙!蹂躙!」と怒鳴っている
エンジン音がうるさくまるで通じないので乗っている人間全員で「蹂躙!蹂躙!」と怒鳴って無理矢理押し通す。南無
後はただひたすら走り回った覚えしかない
しばらくして状況終了となる
超長文で駄文で遠い昔の話なので記憶も曖昧な上、戦車の話は少なくて申し訳ないが、この一件で大戦中の戦車好きから自衛隊の戦車や組織も好きになった
もちろん一番は74式だwww
辞めてからは戦車とはまるで無縁な世界にいるから(当然か)あのエンジン音がとても懐かしく感じる
これで少しでも興味を持ったなら是非駐屯地祭などに行って欲しいなと思う
実際にドイツに行く戦友に比べたらとってもチープかも知れないが、見聞きするよりもずっと楽しい筈だ
改めて、長文スマソ!