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GF長官:
[補足4] 「直チニ発進ノ要アリト認ム」の意見具申について
「直チニ」は、極めて緊急性の高い用語である。
即時発進を具申するからには、即時発進が可能な状態であることが大前提となる。
「即時発進が可能な状態」とは、攻撃隊が飛行甲板に整列、試運転が完了し、あとは母艦が風上に立つだけで
発進できる状態であり、当時の二航戦は明らかにそれには当たらない。
よって山口少将の意見具申は、一航戦に宛てて出されたものだと考えられる。
山口少将が「一航戦は即時発進可能な状態である」と判断した理由は、[捕捉3](4)の通り。