南雲忠一中将を再評価するスレ(千)

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275GF長官
>>274の続き

問題はやはり、輸送船団被攻撃に対する対応でしょう。
仮に南雲機動部隊が発見されていなくても、攻略部隊が発見されたことは確実なのだから、
当然ミッドウェー基地航空隊は翌朝(6月5日黎明時)から出撃し、船団を攻撃することは必至。

となると、0130時に攻撃隊を発進させるという当初の計画では、「空っぽの基地」を叩くことに
なる(日出は0152時。>>6
>>53の通り、攻撃の主目標は「敵飛行機」だったはず。
これでは、最初から「第二次攻撃ノ要アリ」確定ではないか!

「さらに4日船団部隊が敵機に発見攻撃された報を受けたが、南雲長官は情勢を安易に
判断していたためか、攻撃要領を改めなかった。
この要領によると、ミッドウェーの攻撃時刻は日の出後約1時間半(0330頃)となる。
従って同島攻撃時、敵の攻撃兵力は我が船団攻撃に発進後のことで、同長官が企図して
いた”奇襲により敵機を捕捉撃滅する”ことは、出来なくなる虞れが大きいのである」(『戦史叢書』)

明らかにこれは、南雲長官の油断であり失策と言わざるを得ない。