>>260の続き
まずダッチハーバー空襲の急報に驚いて、米艦隊が出撃したとしても、北方に向かう
ので、南雲艦隊とは直接関係ない。
次に0615時のリード少尉機電により米空母が出撃しても、約1日後(6月5日0330頃)
にミッドウェー空襲が始まるので、それまでに出現するとも思えない。
せいぜい「中間海面をミッドウェーに向けて急行中」といったところか。
しかし、それでも米機動部隊が付近に所在しないとは断言できない。
この世の中に”絶対”ということはないですからね。例えば、ハワイへ帰投中の米艦隊が
偶然ミッドウェー近海に居合わせて、緊急電を聞き駆けつけて来るということも考えられる。
そうなると、ミッドウェー空襲中に米空母出現という事態は十分可能性のある話です。
その万が一の事態に対する保険として、「七線一段索敵」と「雷装待機」です。
ここまで米空母に対する備えをしていた南雲長官に対して、「作戦目的を理解していない」
という非難は当たらないのでは?