南雲忠一中将を再評価するスレ(千)

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256GF長官
>>254の続き

空には断雲が覆っている。切れ目から星がまたたいていた。艦は動揺している。
そのため星が動いているように映る。しばらくして艦長は見張所に問い返した。
「対空見張、先の触接機の灯りらしきものは、まだ見えるか」
「今のところ見失っております」
「星と間違ったのではないか。艦がかぶっているから星が動いて見えるのだ。
よく気をつけて見張れ」
「ハーイ」

しばらく様子を見ていたが異常はなかった。
「対空警戒を引かせましょうか」
哨戒長が艦長に諮っていた時、また見張から報告が入った。
「さっきと同じところにまた灯りが流れて消えました。流星にしては怪しい光芒です」

そこで今度は司令部から全艦隊に対空警戒が下令された。
そして確認に努めたが、その後異変はなかった。
(引用終わり)
257GF長官:2010/02/09(火) 22:57:12 ID:???
>>256の続き

公刊戦史によれば、「南雲長官は測風気球の灯を誤認したものと断定した」。
その根拠は「このような誤認は、ハワイ奇襲作戦の際も攻撃隊発艦位置へ向け
突進中に経験していた」となっています。

いずれも、発見時の状況から鑑みて誤認の可能性が高いでしょう。
しかし「兆候」や「状況証拠」としてなら、十分な根拠に成り得ると思います。

ただ>>247の通りで、敵哨戒圏内を航行しているのだから、触接を受けること
自体は想定内の出来事と言える。しかし、前日に発見されたからと言って、
翌朝までに基地兵力が増強されたり、米空母が出て来るとは考えにくいですね。