三式戦闘機飛燕&五式戦闘機 8

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834名無し三等兵
>>828
12試艦戦の要求仕様は、候補発動機として栄原形を想定していた時点で約519km/h、
栄原形が審査落ちして候補発動機が瑞星に切換わった後の要求仕様では約500km/h。
一方実機の方は、A6M1が約500km/h、A6M2が下川事故対策前だと約509km/h、対策後だと約533km/h。
800馬力級の瑞星をターゲットにした要求仕様に対し、A6M1でその水準に達しているので、
その点で既に、>732に対して「その考え方はおかしい」と言えると思います。


>>825
「誉が額面通り」だけど、それは1700馬力/6400m、誉21(1620馬力/6100m)とハ43(1930馬力/5000m)の中間位の計画値ですね。
その場合でも速度は計算値約614km/hに止まっており、要求仕様の約639km/hには届いていません。
また約614km/hの計算値ですが、A7M1の結果から推測された抵抗面積(ペラ効率込み)0.887uよりも小さい、0.867uで処理しています。
抵抗面積(ペラ効率込み)を 0.867u→0.887u に置換えて単純計算してみると、約609km/hに低下しました。

ちなみに約609km/hだと要求仕様の約95%、約614km/hの場合でも約96%で、
要求仕様比で約97%(要求が約602km/hに対して実測が約582km/h)だったJ2M1の時よりも、僅かですが劣る結果となっています。
発動機が幻想のごとき値を出したとしても、計算値の時点でこれですから、発動機の額面割れ以前の問題でしょう。