M61A1バルカンについて調べているのですが、行き詰まりました。
●最大発射速度に達するまでに約0.3秒を要し、この間、弾道が安定しない。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/vulcan.htm ●【質問】
ミニガンは銃身が所定の回転数に達しないと弾が発射できませんが,バルカンはどうなのでしょうか?
【回答】
やはりトリガーを引くのと一発目が発射されるまでにはタイムラグがある.
ただ,航空用のM61は装弾の段階で整備員が調整して,スイッチが入ればすぐに薬室に弾が送られるようにはしてあるけど.
バルカンは銃身の回転が安定するまではスペック通りの発射速度が出せない上に,弾着のバラけが大きくなるという構造的欠点がある.
F-22に搭載されている改良型はそのあたりは多少改善されているらしい.
ベトナム戦当時緊急に機関砲が必要だということになって戦闘機に積んだバルカンポッドは,動力が風力タービン(要するに風車.ポッドに風車がついてて,それが回転することによる軸動力で動かす)だったので,トリガーを引いてから定数回転になるまで一秒もかかった.
ガス圧駆動の改良型はタイムラグが0.4秒にまで短縮されたが,これでもパイロットには「一呼吸遅れて弾が出るのでターゲットを逃す」と不評だった.
M61A1バルカンのスピンアップ(定数回転になるまでに掛かる時間)時は,0.25秒ほどと言われる.
http://mltr.ganriki.net/faq09d03.html ●発射速度は戦闘機に搭載する場合、毎分4,000発と6,000発の切り替え式(最大で毎分7,200発、試験的に行った記録では12,000発)で、
毎分6,000発の発射速度で射撃する場合、およそ2tの反動が生じる。(中略)
発射開始から規定の回転数までのスピンアップに時間がかかる(風車発電式ガンポッドで数秒、電動式で1秒弱、油圧式で0.3秒程度)ため、
その間はスペック通りの発射速度は発揮できず(射撃開始後1秒間の発射速度は毎秒70発程度、油圧式の場合)
また、銃身の回転が安定していないため集弾も回転方向にぶれる傾向がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/M61A1