>>406 のポイントを整理してみた
・99式の開発目標
中央軍事委員会は制式化した後、各国の先進戦車に対抗可能な性能の実現を
求める。祝楡生氏自身は、同等ではなく相手を倒すことができるより高い目標を
立てていた。
・開発における困難
当時の中国戦車と各国の戦車(M1・レオパルト2・T-72・T-80…)との性能格差
は大きな物があった。設計レベル、計器やコンポーネント、技術蓄積、計器測
定能力なども数十年の差があった。この差を補うため、99式戦車の設計理念
が確定する時期、祝楡生氏は「拿来主義(外から持ってくる方式)」の原則を採
用し、広く国外の戦車の先進技術を参考にした。
・開発方針は、@敵の使用していない新技術を利用するA火力強化を特に重
視。との方針が示された。また、システム化や統合化、情報化の概念が導入。
・@に基づいて装備されたのが「照準機制圧装置」。これは射撃統制装置と連
動するレーザー照射装置で構成されており、この様な装置を有していない相手
を一方的に制することが可能。
・外見上の特徴は小型化・低車高化に勤めた点にある。レオパルト2よりも400
mmM1よりも200mm低い、これで被弾面積を減らし生存性を向上できる。