【中】J10や99式や054型等について語る【国】★7

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61名無し三等兵
>>406 のポイントを整理してみた

・99式の開発目標
中央軍事委員会は制式化した後、各国の先進戦車に対抗可能な性能の実現を
求める。祝楡生氏自身は、同等ではなく相手を倒すことができるより高い目標を
立てていた。

・開発における困難
当時の中国戦車と各国の戦車(M1・レオパルト2・T-72・T-80…)との性能格差
は大きな物があった。設計レベル、計器やコンポーネント、技術蓄積、計器測
定能力なども数十年の差があった。この差を補うため、99式戦車の設計理念
が確定する時期、祝楡生氏は「拿来主義(外から持ってくる方式)」の原則を採
用し、広く国外の戦車の先進技術を参考にした。

・開発方針は、@敵の使用していない新技術を利用するA火力強化を特に重
視。との方針が示された。また、システム化や統合化、情報化の概念が導入。

・@に基づいて装備されたのが「照準機制圧装置」。これは射撃統制装置と連
動するレーザー照射装置で構成されており、この様な装置を有していない相手
を一方的に制することが可能。

・外見上の特徴は小型化・低車高化に勤めた点にある。レオパルト2よりも400
mmM1よりも200mm低い、これで被弾面積を減らし生存性を向上できる。
62名無し三等兵:2009/12/06(日) 20:22:07 ID:???
・モジュール化の概念が導入、破損時の換装やアップグレードも容易になる。

・125mm滑腔砲の導入では激しい議論がなされた。反対派は125mm砲はロシア
のT-72の物と同じで、西側の120mm砲に比べて威力に劣ると主張。実際にはそ
れぞれに技術的な長所がある。120mm砲は9.8リットルの装薬を使用するのに
対して125mm砲は13.4リットルの装薬を使用する。装薬の使用量が多いのが
125mm砲の特徴で、我々の火薬技術(の遅れ)を量を増やす事で補うことが
できる。ほかにも砲身の素材、加工方法、砲身内部の加工も改め、これによ
り120mm砲を上回る威力を得ることに成功。

・FCSには自動照準装置を採用、これにより行進間射撃でも正確な照準・射撃
が可能となった。本格的な行進間射撃能力は99式で初めて実現できた。

・付加装甲(ERA)は重対戦車ミサイルによる攻撃を無効化する。これは敵の
弾(小口径弾か?)が命中しても誘爆しないようになっている。

・完全自動化されたアクティブ防御システムが装備されている。砲弾やATMが
飛来すると自動的に目標の距離を計算し、目標を捕捉追尾して一定の距離に
なるとで、こちらの砲弾を自動的に発射して、敵砲弾を撃破する。その誤差は
1m以下。この技術は当時国外にはなかった。

・99式の出力重量比は、M1A2の23.8hp/tと同等であり、燃費はM1A2よりも良
好であり補給部門の負担も軽減できる。M1A2にくらべて、機動力で互角、火
力と防御力(APS+ERA+主装甲)では上回っている。また、M1A2が使用して
いない、砲発射式ATM、「妨害ミサイル(?)」も運用している。彼らも研究し
ているが、こちらの方が先に搭載できた。

・運用試験では中国全土のあらゆる気候条件化での試験が実施された。最高
気温は60度、最低気温は-48度になった。海抜4020mの高地でも試験が行わ
れ、ターボチャージドエンジンが効果を発揮した。