【多目的】海自 22DDH考察六番艦 【航空護衛艦】

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587名無し三等兵
>>579
ひゅうが型という選択→直衛艦を必ずしも不可欠とせず、自艦も任務群の中で戦力の一部を担う。
22DDHという選択→少なくとも2隻以上、可能なら3隻の直衛艦が必要になるので、任務群それ自体の制圧面積が減少する。
したがって、「艦隊の防御能力を飛躍的に高めるか?」という問いには、
22DDHという選択によって艦隊の水上戦闘艦が減少し、それによって艦隊の戦力の内、水上艦の戦力の和が減少する。
その減少した戦力の内、22DDHの直衛に戦力を割かなければならなくなるため、積極的な対潜戦に当てられる割合が減る。
すなわち、22DDHという選択は「艦隊防御の割合を増す」必要を生じるので、艦隊の戦力強化には直結しない。

STOVL機を艦隊防空に用いる場合、AEGISの射程よりも外側にCAPを展張することになる。
その場合、母艦から運用できるAEW機が不可欠であり、STOVL戦闘機やAEW機に空中給油するためのタンカーも欲しい。
STOVL機は、燃料搭載量などペイロードに制限があるためだ。
また、母艦1隻に10〜20機程度の戦闘機の数では、CAPの展張は1層のみに限られる。
もし、複数層のCAPを必要とするならば、陸上基地からCTOL戦闘機を飛ばすことになるし、それならAWACSも呼べるはずだ。
結局、満載2〜3万トン程度のSTOVL空母では、陸上機の行動圏外で独立して作戦できる能力が取るに足らないほど小さい。