岡田外相アフガン訪問 元タリバン兵士の職業訓練支援を表明
岡田克也外相は11日午前(日本時間同日午後)、チャーター機でアフガニスタンの首都カブールを訪問し、
大統領府でカルザイ大統領と会談した。この中で、岡田氏はアフガン復興支援を強化していく方針を伝えるとともに、
新たな貢献策として、元タリバン兵士を対象とした大規模な職業訓練を実施する意向を表明した。
岡田氏は中国・北京で開かれた鳩山首相と温家宝首相との日中首脳会談に同席した後、アラブ首長国連邦のドバイ経由で
カブール入りした。アフガン訪問日程は、治安上の理由から公表されていなかった。日本の外相によるアフガン訪問は昨年5月の
高村正彦氏以来。
岡田氏はカルザイ大統領との会談で「アフガン復興支援は重要なテーマだ。今日は自分の目でアフガンの現状をみたいと思った」と述べ、
日本政府としてはアフガン支援を重視し、今後、具体的な支援策を取りまとめていく考えを表明した。
カルザイ大統領は「電力、高等教育、農業などアフガンにはさらに支援を必要としている分野がある。日本にはそうした支援に加え、
アフガンの和平プロセスを促進する役割を果たしてほしい」と述べ、農業などの民生分野のほか、治安回復のため、和平プロセスへの支援を要請した。
来年1月で期限切れとなるインド洋での海上自衛隊による補給活動に関するやりとりはなかった。
このほか、岡田氏はスパンタ外相、大統領選の暫定結果で2位だったアブドラ元外相とも会談。カルザイ大統領とともに市内で開かれた
ポリオ撲滅キャンペーンの式典に出席し、市内にある日本の支援で建設された職業訓練所、学校を視察した。
岡田氏アフガン訪問後、11日夜にパキスタンに到着し、イスラマバードでギラニ首相と会談。12日にはザルダリ大統領、クレシ外相らとの会談を予定。
アフガンとの国境でタリバンとの戦闘が続くパキスタンに対しても、引き続き支援を行う考えを表明する。
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091011/plc0910111934007-n1.htm 民主党ですが調教です