民主党ですが病は気から

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663名無し三等兵
大前研一の「産業突然死」時代の人生論
リーダーシップを発揮した鳩山首相
2009年10月6日

 鳩山首相は9月22日の国連気候変動サミットで「日本の温室効果ガスの排出量を2020年までに25%削減
(1990年比)を目指す」と演説し、世界を驚かせた。一方のオバマ大統領は、「地球温暖化は米国の最優先
課題であり、行動の決意がある」と述べたものの、具体的な数値目標については触れなかった。両者を
比べると、具体的な数値を挙げた鳩山首相に軍配が上がったと言えるだろう。

温室効果ガスの25%削減に確固たる信念を持って当たれ

 しかし、鳩山首相の掲げた「25%削減」という目標には、国内から批判の声が上がっている。「目標を達成
するには、国内産業に与える影響が大きい」「国内企業の工場の海外シフトがますます進む」と、産業界への
大きな負担と影響を懸念しているのだ。また経済界の中には、この目標を甘くとらえている節も散見できる。
25%という挑戦的な数字はあくまで努力目標であり、達成できなくとも、この値に近づけば評価されるのでは
ないか、と考えているわけだ。

 わたしはそういう懸念や甘い考えは否定したい。仮にも日本国の首相が「25%削減」と宣言したのだから、
「死んでもその目標を達成する」という確固たる信念を持って当たらなければいけない。それは産業界、
経済界も同じだ。御手洗経団連会長もこれについてはいろいろ文句を言っているが、わたしは「黙りなさい」
と言いたい。この25%という数値は、国民が選挙で選んだ民主党の党首が決めた目標である。国家が決めた
数値だ。決して軽いものではない。
(ry

ttp://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091005/186345/