衆院選、他党批判は“逆効果” 6割が悪印象、ネット調査
今回の衆院選で、対立政党を批判するCMを見た人の約6割が、批判された政党ではなく、批判した
政党側に対して悪い印象を持ったことが11日、情報通信学会「間(かん)メディア社会研究会」の調査で
分かった。
同日記者会見した研究会の遠藤薫学習院大教授は、自民党が民主党の政策を批判するアニメCMを
ネットで公開したり、ビラや冊子を配布したりしたのは「日本で初めての本格的なネガティブキャンペーン
だった」と指摘。“逆効果”になっていたことが調査で明らかとなり、「有権者は良識を持って行動している」
と分析している。
調査は、衆院選後の8月31日と今月1日の両日、選挙に投票した20代から60代の男女千人を対象に、
インターネットを通じ、メディアが投票行動に及ぼす影響を調べた。
それによると、45・5%の人がネガティブCMを見ており、そのうちの63・5%が批判する政党に対して
悪印象を受けた。自民党に投票した人の33%もネガティブCMについて悪い印象を持ったと答えた。
2009/09/11 20:13 【共同通信】
ttp://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091101000836.html