米株高局面、終了した公算が大きい=プレクター氏
2009年 09月 2日 08:50 JST
[ニューヨーク 1日 ロイター] 著名テクニカル・アナリストのロバート・プレクター氏は1日、ロイターとの
インタビューに応じ、今年3月以降の米株高局面がおそらく終了したとの見方を示した。
同氏は1987年のブラックマンデー(株価大暴落)を予想したことで知られる。
同氏は、3月以降の株高局面について、長期的な弱気相場の中での短期的な上昇に過ぎなかったと分析。
「2010年の下落率は、2007年の高値から2009年初めまでの下落率を上回る」と述べた。
S&P総合500種指数は2007年10月から2009年3月の間に58%下落した。
同氏は少なくとも昨年冬から米国株に弱気な見方を示している。
「来年は、社債・地方債・州債の下落で極度の信用収縮が起きる」とも予想。
「(州政府・地方自治体は)負債が多すぎる。今後税収も減少する。経済が再び縮小し、企業を圧迫するだろう」
と述べた。
同氏は米経済が悪化し、デフレが定着すると予想しており、引き続き米短期国債など安全資産への投資を
推奨した。
ttp://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK845988220090901 超絶円高株安がおんどれらを襲う