南雲忠一中将を再評価するスレ(部)

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456GF長官
>>455の続き

ということで、まず、ヨークタウンの『アクションレポート』を確認してみますと、
http://www.ibiblio.org/hyperwar/USN/ships/logs/CV/cv5-Midway.html

「At dawn, ten VSB of VB5 were launched to search the Northern semi-circle
for a distance of 100 miles as a security search against surprise by enemy
carriers not previously located by our forces. This search returned at about
0830 with negative results and was landed on board after launching a six-plane
combat patrol of fighters.」

(日本語訳)
「黎明時、 VB−5の哨戒機が発進し、母艦の北側を半円状(進出距離100浬)に
捜索した。その目的は、不意に日本機と遭遇することにより、母艦の位置が明らか
になることを避けるためである。これらの哨戒機は、0830時(日本時間0530時)
に帰投したが、敵情は得られなかった。各機は、攻撃隊護衛の6機の戦闘機が
発艦した後に着艦した」
457GF長官:2009/08/19(水) 21:37:00 ID:???
>>456の続き

ここで注目すべきは、「with negative results」
つまり、報告すべきような事態は「生じなかった」ことになる。

「午前4時30分(日本時間0130時)、空母ヨークタウンの甲板から、索敵機に
したてられたSBDが飛翔した。十機が一機ずつ、定められた方角に向かって
飛んだ。が、この索敵は日本機動部隊を直接発見しようという目的を持って
いなかった。

十本の捜索線は、百海里の半径を持つ半円を北の方角に向かって描いていた。
このとき空母は、自分たちの存在をまだ日本側にさとられていまいという確信を
持っていた。が、万が一ということもある。十機の索敵機には、敵空母部隊その
ものではなく、そこから発進してきた攻撃隊を発見するという任務が与えられて
いた」                              (『ミッドウェー戦記』)

アクションレポートの記述と一致しますね。
というか、アクションレポートをもとに書かれた文章であることが分かります。