南雲忠一中将を再評価するスレ(部)

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259GF長官
>>250の続き

スミス中尉の発見位置は、米TF17から北東175浬の位置にあたります。
菅野機の報告では、彼我の距離は235浬(>>63
ずいぶん差がありますね。
ひょっとしたら、菅野機の言う「味方ヨリノ距離」とは、現在の母艦の位置ではなく、
索敵機発進位置を基点とした場合の距離なのかもしれません。

「フレッチャー少将は、スミス中尉の第一電を受けた段階で、攻撃隊の発進命令を
出すのをためらっていた。慎重な上に、前日の索敵機の誤認にこりていた提督は、
他機による確認報告を待った。

原少将がじりじりと艦橋でいらだちながら待っていたように、フレッチャー少将も
第二電飛来までの”死ぬほど長く思われる数分間”をじっとこらえ続ける・・・
                                      (『暁の珊瑚海』)

原少将が菅野機初電を受けて、即座に攻撃隊発進を決断したのに対し、フレッチャー
少将の方は更に慎重であり、索敵情報の確認を優先させている。

ともに、昨日索敵で失敗した両提督の采配を比較すると、後者の方が適切であったと
感じますね。
>>210のように、原少将もなんらかの確認措置を講ずべきではなかったかと。