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147名無し三等兵
>>143

そのデータが08年10─12月期に底を打っている。つまり米景気は09年10─12月期に
回復に向かうというシナリオの実現性が高い──。そうFRBが見ている公算が大きいというのだ。
他方、米国債利回りの上昇は、財政赤字をめぐる懸念が一因であると指摘したが、さらなる
国債買い入れの増額の意思は、明確にしなかった。「財政赤字をファイナンスするとみられれば、
さらに長期金利が上がりかねず、苦しい立場に直面している」(大手銀関係者)との見方が
マーケットでは出ている。

「よい金利上昇に言及したいところなのだろうが、長期金利の上昇という火災に油を注ぎかねず、
発言が慎重になっている」(外資系証券の関係者)との声もある。
非伝統的な金融政策に踏み出して、多様な資産をFRBが購入。リスクをマーケットからFRBに
移転させ、かつマネーを潤沢に供給した結果、リスクマネーは安全性の高い国債から社債や
その他の利回りの高い債券にシフトし、長期金利を上げる要素を増やした側面がある。
しかし、今そのアクセルから足を離せば実体経済が失速するとの懸念が、バーナンキ議長には
あるようにみえる。本音を胸のうち深くに押し隠した苦悩は、予想以上に大きいのではないか。