みんす党ですがタコ駆除です!

このエントリーをはてなブックマークに追加
721名無し三等兵
「彼はイカロスだった」 映画「ブッシュ」のストーン監督
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200905250084.html
■「強い人間」誇示、戦争に突入

酒浸りの道楽息子は仕事もろくに長続きせず、ブッシュ家の鼻つまみ者。だが政治家という「家業」を継ぐ決心をして階段を上るうち、「大統領になれ」と神の啓示を受けた、と思いこむ。
チェイニー副大統領ら主戦論者の主張に乗っかってイラク戦争に突き進む場面でブッシュ氏が見せる「軽さ」はあまりにこっけいだが、戦争が残した傷跡を考えるととても笑えない。

ストーン氏はこれまでに「ニクソン」「JFK」と、米大統領を題材にした映画を2本撮っており、「もう大統領の映画を作るつもりはなかった」のだという。「だが経済危機が起きる前、大統領選のテーマは安全保障一色だった。
米国がイランを攻撃する話も浮上していた。だから急いで作ったんだ。『同じことをまた繰り返すのか?』と問いかけるために」

といっても、これは政権批判の映画ではないし反戦映画でもない。

ブッシュ氏については生い立ちや戦争への経緯も含め、我々は多くの報道や著作で情報を手にしている。作品の大筋は大方の観客にとっては「聞いたことがある話」だろう。だがストーン監督の関心は「政権の内幕の暴露」ではなく、
「この男の性格がどう形作られ、それがどう戦争につながっていったのか」にあった。

「人生最初の40年、何をやっても失敗する、と両親らから批判されたら、人間は萎縮(いしゅく)するか、強情になるかどちらかだ」とストーン氏は言う。ブッシュ氏は後者だった、というのが彼の読み解きだ。
「彼は強い人間だ、と父であるブッシュ元大統領に示したかった。父の批判を乗り越えようとした。彼はイカロスだった」。泥沼のイラク戦争に足を突っ込んだブッシュ氏を、父からもらった翼をつけて空を飛び、
太陽に近づきすぎて海に落ちたギリシャ神話の登場人物になぞらえた。

次回作はベネズエラの反米指導者チャベス大統領が題材だ。「私が指導者の映画を撮るのは、変革、革命、権力の乱用など、そこにドラマチックな何かがあるとき。官僚制度がしっかりした日本の政府には感服するけど、映画を撮ろうとは思わないね」

をを、面白そうw