SBCTについて その10

このエントリーをはてなブックマークに追加
273名無し三等兵
これは通常戦とは異なる。従来の目安、例えば地形の奪取や敵戦力の損害ではなく、我々の
活動のあり方こそが結果を左右する。戦術レベルでは勝利を収めるが、戦略レベルでは敗北を
喫する罠にはまるのは避けねばならない。つまり、民間人を死傷させたり、過度に損害を
与えるなどして住民から孤立するのを避けねばならない。

これは法や道義上の問題でもあるが、何にもまして優先すべき作戦上の問題でもある。
住民の支持を失うことは、彼我双方にとって戦いを決することを明確に認めねばならない。
タリバンは我々を軍事的に打倒することはできない、しかし、我々が墓穴を掘ることはありえる。

戦力の行使を慎重に統御し、規律だって行えば、我々の部隊にとって危険があることは
分かっている。よって可能な限り、この危険を軽減するよう取り組まねばならない。
だが、戦力を過剰に行使すれば住民を離反させることになり、それ以上に大きな危険をまねく。
我々の部隊の各所、全階梯がこの現実を理解せねばならない。