SBCTについて その10

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226SBCT太郎
「自衛隊が世界一弱い38の理由」の感想
これまでの著書での国防批判をまとめ、法律改正と内局改革によりシビリアンコントロール
本来の姿を実現せよという主張。各自衛隊の改革については反論を意識しつつも既に
行われている路線を踏まえてその延長上の姿を提示する形に思える。

>>225の北村淳の自衛隊建議の著作も書店店頭にあったのだが、手持ちが無くこちらを先に購入。

米軍、ことに米海兵隊の対日広報姿勢に変化が起きているのだろうかと感じることが最近ある。
戦略コミニュケーションというかプロパガンダというかはともかくとして、本国世論、同盟国世論、
敵国世論は思想戦、情報戦の戦場ではある。この点についてはダグラス・フェイスが国防総省内に
担当部局を創設したところでマスメディアの批判を受けて廃止せざるを得なかった話が回想録に
出てくる。いずれにせよ、これまでの大学教授やランドなどシンクタンクの研究という形ではなく、
さらに一歩踏み込んだ形での米側からの日本自衛隊に求めるものが出てきているように思う。