SBCTについて その10

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129名無し三等兵
ttp://www.nids.go.jp/dissemination/briefing/2009/pdf/briefing0612.pdf
イラク情勢スレにてロボさんの投稿により知る。
ttp://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1224236248/506

ベトナム戦争後の政治家と軍部の相関関係について、同戦争を振り返り
軍は欧州正面での通常戦を指向しこれは教義、装備、訓練にも反映され1991年の湾岸戦争
での軍事的成功にと結びついた。一方、対反乱作戦における教訓は抽出されず
むしろベトナム戦争は文民側の指導の誤りであったとする見方が軍理論家により提出され
内部に浸透していた。
之に対して、FM3-24に始まるペトレイアスやジャックキーンの活動はイラク戦争初期の
軍の対反乱戦における蹉跌を認識し、住民の持続的保護に重点を置くものであった。
これは軍の政治家に戦略を遂行する要件がワインバーガーパウエルドクトリンとして結実し
これに基づく戦争指導を求めていた姿勢に変化が起きたということである。

#文中では指摘されていないが取り上げられているDereliction of Dutyの著者マックマスターは
第3機甲騎兵連隊長として2005年におけるタルアファルでの内乱戦を成功させたとされる軍人。
ここらはトマス・リックスの近著にでてくるオディエルノの変身、変貌のようなことがあったのか、
それとも兵力を十分に有する指揮官ならば同様なことをできるのか不明。増派戦略と称されるが
兵力の運用の重点が敵戦力の殺害拘束から分散配置による住民保護へと切り替わったのが
成功の原因であるとし、そこから政軍関係の変化をみている。