>>117-119 >>54-57 と関連があるように感じられる。地元実業家というのは部族族長の別の顔
であろうし、米海兵隊がアンバル州で最強の部族として振舞うのも終わりつつあるのだろう。
爆弾に掛かったPRTチームはアンバル州での復興事業の進め方を左右する存在だったのだと
すれば内乱勢力による暗殺というよりも、部族同士での遺恨怨恨を内乱やサダムフセイン時代からの
手法で解決しようとした動きともとれる。
対内乱戦での長期展開では、米軍、米国外交の各面が現地と関係を結ぶことになり、普段は
表に出ないようなところまで新聞に出てくる。
日本のサマワ復興支援でも部族間の力学をみてとり調整を日本側がした場面があったことは
産経のイラク本に美談、なにわ節仕立てで出てくる。初の道路工事の場所を選定する地元での
会議の場面はことにあてはまる。
オランダ方式について調べていないことにここで気づく。また、イラクのレバノン化については
立法府と行政府における宗派毎の権力配分の不文律の話なのかもしれない。