派生議論スレ42

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17Lans ◆xHvvunznRc
書籍スレの続きやる?
ってもほぼ最後ので書き終わってますがw

もし、あれがその後の戦局に影響するとすれば

1)英米軍の反抗が1〜2年は遅れる。
2)中東の石油が確保できれば、無理に青作戦に傾倒しなくてもよくなった可能性が出てくるかもしれませんね。
 (バクー油田確保の意味合いが薄くなりますから…ただ当時の中東の石油産出量を考えれば、
  あくまでも戦争経済をヒトラーが叫ぶ可能性も十分あります)

 まあ、青をしなければ、準備してた赤軍と、またモスクワへのガチ勝負になりますが。



 ああ、レニングラードのトドメと本気のムルマンスク遮断作戦の実施も検討できそうですね。
18名無し三等兵:2009/05/08(金) 00:10:32 ID:???
>>17
当時の枢軸って油槽船とか持ってたのかなぁ・・・
19名無し三等兵:2009/05/08(金) 00:14:29 ID:???
エジプトから東進する余裕あるかな?
英米にはイラクもイランもインドも在ったわけだけど。
20Lans ◆xHvvunznRc :2009/05/08(金) 00:23:42 ID:???
>18
多少はありますよ。
なければDAKはどうやって維持されていたのですかな?

>19
英軍は食料や兵員は補充できますが、兵器弾薬はどうするのですかな?
イラク、イラン、インドで戦車や航空機を生産するのですか?

都市があれば生産できる大戦略ではありませんよ。

で頼みは海上輸送ですが、アレキサンドリアを失った英軍はどこから補給を伸ばすのですか?
それもアレキサンドリア奪回の攻勢を維持するような兵站線を。

長いですよね?

つまりDAKの苦労を今度は英軍がする事になる訳ですが。
これがアレキサンドリアを英軍が失う意味。
21Lans ◆xHvvunznRc :2009/05/08(金) 00:28:43 ID:???
あと、ここで日本と連携し、モンスーン戦隊があばれた場合…
喜望峰周りやインド洋経由の商船隊も大変な事に…
22名無し三等兵:2009/05/08(金) 00:31:41 ID:???
>>20
>DAKはどうやって維持されていたのですかな?

・・・確かに無いと維持できないな。
独伊の油槽船の数と製作日数、英国の中東からの石油の依存率とか調べたら面白そうだ。

だが今日はねゆ。
23ゆうか ◆9a1boPv5wk :2009/05/08(金) 00:33:40 ID:za9Ei/WP
>20
シーパワー91年12月号 真珠湾以前の各国海軍の軍備拡張計画(前編)より

>1939年6月30日現在の世界のタンカー保有量の合計は1127万5千トンで、
>そのうち英国は435隻320万トンを、フランスは43隻29万4千トンを保有していた。
>(連合国の合計は350万3千トンであった。)

>ドイツの商戦保有量は430万トン、イタリーは330万トンであった。
>しかしいずれもノルウェーの460万トンより少なかった。
>ギリシアは・・・(中略)・・・190万トンの商船隊を保有していた。
>オランダは合計290万トンで、フランスの戦前の保有量は300万トンであった。



>日本のタンカー保有量は僅か45隻、49万2千トンであった。

>枢軸国の中ではイタリーが最も多くのタンカーを保有しており、82隻(42万6千トン)であり、
>ドイツの32隻(24万9千トン)がこれに次いだ。



ま、こんなとこで。
24名無し三等兵:2009/05/08(金) 00:35:55 ID:???
>>23
  _, ._
(;゚ Д゚)

日本少なすぎる・・・
海上護衛戦読み返してみるかな・・・
25Lans ◆xHvvunznRc :2009/05/08(金) 00:39:06 ID:???
>22
油槽船でなくても、ある程度は運べますので注意。
ドラム缶なら、通常の輸送船でも運べ、そのまま陸上輸送も可w

つか、タンカーの数は少ないので…
海上輸送の効率は大幅に落ちますが、この方法も結構使用されてます。
26名無し三等兵:2009/05/08(金) 00:42:26 ID:???
>>25
そういえば地中海戦記あたりでDAKへの補給をドラム缶で行うイタリア軍の話があったなぁ・・・

サンクスです。
27名無し三等兵:2009/05/08(金) 00:48:49 ID:???
>>20
元々イランルートで兵器弾薬を輸送してたでしょ。
ペルシャ湾沿岸都市やアデン湾なら陸揚げは充分可能だわな。
そこからアレキサンドリアってのはちょっと分からないけど。
28Lans ◆xHvvunznRc :2009/05/08(金) 00:50:15 ID:???
>24
>海上護衛戦読み返してみるかな・・・

海上護衛戦ばかりではなく、欧州海戦も調べましょうよ。
マッキンタイアの「海戦」は地中海補給戦にも結構ページ割いてますよ。
29名無し三等兵:2009/05/08(金) 00:51:14 ID:???
>>23
残りの650万トンはアメリカ?
30ゆうか ◆9a1boPv5wk :2009/05/08(金) 00:54:59 ID:za9Ei/WP
>29
調べてないけど、ま、そんなとこでしょうね。
最低でもイギリスと同レベルでしょう。
31Lans ◆xHvvunznRc :2009/05/08(金) 00:55:00 ID:???
>27
>元々イランルートで兵器弾薬を輸送してたでしょ。

それじゃ足りないからタイガー船団とか無理やり送り込んだのをお忘れですか?
32名無し三等兵:2009/05/08(金) 00:55:33 ID:???
>>28
欧州系は大西洋戦争ぐらいしか持って無い・・・
33Lans ◆xHvvunznRc :2009/05/08(金) 00:59:37 ID:???
>32
欧州海戦こそ、真の海軍の姿が見えるというのに…

さあ、勇者よ、地中海戦域の資料を探す旅にでるのだ!
(これがまた日本語のは少ないんだよなぁ…DAKは多いのに…)
34ゆうか ◆9a1boPv5wk :2009/05/08(金) 01:00:01 ID:za9Ei/WP
あ、思い出したんでこのページを。
ttp://www.geocities.co.jp/Technopolis/5215/war-economy.htm

42年の連合国タンカー保有量は
アメリカ 426.8万トン
イギリス 378.4万トン
ノルウェー 205.9万トン
オランダ 33.4万トン
パナマ 82.7万トン
その他 86.2万トン

と、意外や意外ノルウェーが大タンカー保有国でありましたとさ。
パナマの保有量はリベリアと同じような事情で考えてみたら当然か。
35Lans ◆xHvvunznRc :2009/05/08(金) 01:05:33 ID:???
ノルウェーはすでに独がもらった!
パナマ船籍はパナマ運河の通行料が税が減る分安いんでしたっけ?
36ゆうか ◆9a1boPv5wk :2009/05/08(金) 01:10:19 ID:za9Ei/WP
もちろん上のシーパワーの記事とサイトの記事は
出典元もデータ取得時期も違いますから同一視はできません。

しかし
・ノルウェーが巨大なタンカー保有国であること
・アメリカがイギリスと同等以上の保有国であること(戦前の段階でイギリスを上回っていたかは知らない)
・パナマが有数のタンカー保有国であること

までは言いきって良いでしょうね。
37名無し三等兵:2009/05/08(金) 01:15:16 ID:???
ノルウェー船は英国へ逃れたものが多いのでは
38Lans ◆xHvvunznRc :2009/05/08(金) 01:18:46 ID:???
>37
航行中のものはそうだったでしょうが、ドック入りとか、主要港湾のは脱出もダメだったと思われ。
独軍は主要港湾へ直接侵入し揚陸したのを忘れずに。
39名無し三等兵:2009/05/08(金) 01:39:39 ID:???
アメリカ参戦前だとトーチ作戦みたいなのは難しいですしね。
トーチ作戦自体はエルアラメインの反攻が成功してからですが、準備期間は同時期でしょう。
エジプト方面で英軍が独軍を引き付けてくれたからこそトーチ作戦が成功したとも言えるわけですが。
40暫編第一軍:2009/05/08(金) 01:44:47 ID:???
 タンカーのみの数字ではありませんが、1939年当時ノルウェーは483万3千tの船舶を保有。(100総t以上の汽船)
 内、380万tは後に英国の支配船となったようです。(英国戦時経済概概観)
41Lans ◆xHvvunznRc :2009/05/08(金) 02:05:08 ID:???
ともかく、今回の論争はロンメルがアレキサンドリアを狙う事に意味はあったか?なのですが

可能かどうかはともかく、狙う理由は十分にあり、
もし成功すれば、独伊は一定期間、地中海戦域を安定化すること、
すなわち当初のDAK派遣の目的である地中海方面の防御に成功できた可能性は高いという事はいえると思います。

まあ、だからといって独は東部戦線で苛められる未来は大して変わるものでもなく、
せいぜい地獄が1〜2年延びるだけの話なのですが。

つまり、アレキサンドリアを狙ったからといって、ロンメルが兵站無視の人物という訳ではないと思うのです。

で、だからといってロンメルが兵站重視かというと、そういう訳でもなく、
ロンメルの兵站軽視はそこよりも、マルタを後回しにさせてしまった事だと思われ。
(ただ、勢いを維持し一気にというのも判ります。しかし、それは戦術指向の強い現れともいえます)