【正史】三国志を軍事分析【演義】

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378 ◆BO6way2NcQ

街亭の守り方


諸葛亮の指示は不明だけども、街道を塞ぐことだったとして

街道を塞げば、敵は数の利を活かすことが出来ない が、その犠牲もまた小さい
蜀軍が数に劣り、要害でもない地に立ち塞がっていれば、張コウは攻撃を選択する
猛攻撃に遭い、数日に渡る激戦は必至
一方、この策であれば一兵も失わずに張コウを足止めすることが出来る
もし攻めて来られても随分有利に戦える

水道を断たれる畏れはまずない
馬謖軍を涸らすまで数日かかる
なので魏軍が蜀本隊の大軍に横っ腹あるいは背を晒し続けて水道断ちにでることはあり得ない
2〜3日もそんな態勢が保てるわけはないのだから
そんな状況で山を囲むのは無意味
山を囲みつつ諸葛亮を食い止めれば、と考え得るかも知れないが
馬謖の抑えに多くを割けば、残りの兵で諸葛亮本隊と戦うことになる
張コウは数的不利を作り出して蜀軍と会戦することになる
そんな愚かな事はしないだろう
たかだか前衛の処理にそんなリスクは冒さない
張コウが自軍を危険に晒してまで馬謖の水道を断ちにくることはないはず