【正史】三国志を軍事分析【演義】

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345三戦から出張 ◆BO6way2NcQ
戦争は敵主力を殲滅なり完全撤退なりさせ戦地から消滅させて、やっと
勝利とひとまずの安定を得られる。
(或いは敵国の政治上での敗北宣言による領土の放棄によって、以下略)
敵主力が生きている内は何処まで侵攻しようが一時的なことなのであまり意味がない。

諸葛亮の北伐のひとまずの目標は長安以西を支配下に収めること(だろう)。
であるならば、戦の目指すところは雍州上から魏主力を消滅させることにある。
つまり、「如何に敵主力を打破するか」である。


敵主力を戦場から消滅させるには、敵軍が 解散 or 撤退 するか、会戦で打ち破るかしかない。
敵の解散や撤退は普通期待出来ないので、やはり会戦となるが
会戦で破ることが出来ても、自軍の被害も大きければ、敵国は自国と比べ強大ゆえ
更なる侵攻は勿論、戦線の維持も困難になる。
諸葛亮は会戦で自軍の被害を小さく抑えながら敵主力を撃破する必要がある。
それには戦闘に有利な地を自軍が占め、そこで敵を迎え撃つことが重要となる。
ここに主眼を置くと諸葛亮の北伐が分かる。