>>357 サブプライムローンの債権回収をややこしくしている原因であるヘッジファンドの総本山であるイギリスに嫌味を振りまいたって話。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090401/190741/ >クリステンセンは、2003年に、タックス・ジャスティス・ネットワーク(Tax Justice Network:TJN)という組織を創設した人物だ。
>ここで話を共通の理解で進めるために、まずタックスヘイブンについて定義しておく必要がある。世界共通の公式定義はないが、OECD(経済協力開発機構)は次の3つの基準を示している。
>(1)資本収入に対して、税金を課さないか、ほとんど課さない
>(2)透明性が欠如している
>(3)外国の政府に対して情報提供を拒否する
> このように国際機関によって規制が強化されてきたが、こうした措置だけでタックスヘイブンの存在を変えることはできない、とクリステンセンは見る。
>彼によればタックスヘイブンの本拠地は英国、というよりもロンドンだという。ロンドンの役割に何らかの規制を加えなければ、本当の意味の規制はできないと見る。
>クリステンセンは言う。
>「分かりやすく言うと、ロンドンを中心として、特に英国領の国にタックスヘイブンを作ることを奨励してきたのです。すべてロンドンと密接に関係しています。そしてロンドンの大銀行をパイプとして使い、ビジネスと資本をロンドンに引きつけようとしてきました」
> 実際、ケイマン島、マン島、バミューダ島、ジブラルタルなど「クラウン・ディペンデンシー」(英王室属領)と呼ばれ、エリザベス女王を君主として忠誠を誓いつつ、独自の議会と政府を持つ場所の存在感が高い。
> 「その時に英国の国家戦略として、タックスヘイブンが使われていることが分かりました。ロンドンを中心として、小さな島にあるタックスヘイブンをサテライトとして使っているのです」