>949 ケイレイたん シル子
なにしろ、ユリウス一門の主だった重鎮は、皆殺されて、当時まだ小娘だったメルツェデシアが、必死になって
残った貴族をまとめて、南方の諸国からの介入や、他の一門の火事場泥棒や、そういった諸々に必死になって
抵抗していたところに、フェルナンが、例え正規編成の半分規模であっても、帝國正規軍の軍団を率いてやって
きてくれたわけで。そりゃあ、身を任せてもいい、と、思った事でしょう。
で、フェルナンも、征服者としてではなく、昔漁師として恩顧を受けていた身で、故郷に錦を飾りに戻ってきた、
みたいな態度で、周囲に接したでしょうし。