>>319の続き
高橋少佐逃げて〜
「ラムゼー少佐の指揮するレキシントン隊4機が、最初に日本機の一群を発見した。
彼らは雲の合間をぬって高度をあげ、ゆっくりと後上方に回り込んだ。
『これらの編隊は日本軍の零戦9機で、部隊の西20〜25浬で発見された。日本機は
われわれの接近に全く気付かなかった』
とレキシントン戦闘報告は述べている」 (『暁の珊瑚海』)
>>327の続き
・・・>零戦9機?
ラムゼー少佐は何を見て、「零戦」と識別したのでしょうか。
なんと、それは魚雷を抱いた九七艦攻(!)でした。
>>288の戦闘経過でも、自爆機が艦攻であることから分かりますね。
九九艦爆ならまだしも、あんなに目立つ魚雷をぶら下げた九七艦攻のどこを
どう見れば零戦に見えるのか・・・とは思いますが、これまで索敵機の艦種識別
がいかに困難であるかは、何度も確認しましたからね。
機種識別もまた、難しいのでしょう。
森史朗氏も、
「零戦とあるのは、実は最後尾に位置していた嶋崎隊で、それぞれ胴体下に
航空魚雷を抱いていた。雷撃機を戦闘機と見誤るのは、彼らもまた、よほど
冷静さを失っていたのであろう」と記しています。