南雲忠一中将を再評価するスレ(保)

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319GF長官
>>318の続き

ただ、いくらレーダーがあるとは言え、分かるのは方角とおおよその距離のみ。
戦闘機にレーダーがついているわけではないので、発艦してしまえば、あとは
悪天候の下、目視で捜索しなければならないという点では、日本側と条件は
同じです。

「レーダーがあるから、簡単に日本機編隊を発見できた」と思うのは早計でしょう。
高度情報も欲しいところですね。

しかし、レキシントンのラムゼー隊は「敵発見」に成功します。
「攻撃隊は悪天候をついて進撃したが、その途中において、断雲のすきまから
突然上昇してきた敵戦闘機と遭遇した」と『戦史叢書』にある通り、これは全くの
「奇襲」になった。

こちらが不利(レーダー・無線電話)とはいえ、「目視で捜索」という条件で、
先を越されたのは、やはり「疲労」が原因なのではないかと考えます。

なにしろ、高橋少佐以下、
早朝から出撃→無駄な捜索→急いで帰還→休む間もなく再出撃
そして、2時間の悪天候下の進撃の後の出来事ですので、万全の態勢
だったとは言い難いですね。