南雲忠一中将を再評価するスレ(保)

このエントリーをはてなブックマークに追加
231GF長官
>>230の続き

しかし、零戦にも帰投装置がなかったわけではない。

その名は「クルシー無線帰投方位測定器」
模型を作ると分かるのですが、操縦席の後ろにあるループアンテナがそれです。
詳しくは知りませんが、母艦からの電波を検知し、それをたどっていくことにより
帰投できるということかな。

「南太平洋海戦では、ホーネット攻撃後、私たち6機の零戦の帰路を、日のとっぷり
暮れた暗夜の洋上を灯火を消して北上する母艦隼鷹まで、なんの不安もなく導いて
くれたのも、このクルシーであった。

クルシー帰投装置の指針が、わずかばかり左右に振れながら、ちょうど”オイデ、
オイデ”をしているようだった。

霧のアリューシャンでは、さて帰ろうとクルシーのスイッチを入れてみたが、
故障で全然ビクともしないことを発見したとき、尻の孔がズーンと熱くなるほど
あわてふためいたという苦しい思い出もある」     (『零戦よもやま物語』)

なんだ、ちゃんと帰投できるじゃないか。
珊瑚海ではなぜ使わなかったんだろう・・・
装備されてなかったか、整備が不十分だったのかな。