民主党ですがこんなこともあろうかと

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305名無し三等兵
琉球新報コラム 金口木舌
2009年3月7日

 漢字を読み違えるこの国の宰相にあきれ、この間まで「麻生総理は誰かと代わった方がいい」と
言っていた小学生が、ここ数日「小沢代表も信じていいのかどうか分からない」と困惑している

▼拙宅での光景だが、恐らく多くの親が現在の西松建設の巨額献金事件をめぐる政局の混乱を
子どもに説明する言葉に窮しているのでは。検察当局には厳正な捜査を求めたい。その一方で
与野党に加え、検察当局も巻き込んだ罵詈(ばり)雑言の浴びせ合いには、ため息が出る

▼総選挙を意識した“場外乱闘”も行き過ぎると「そんなことしてる場合か」と言いたくなる。生活危機に
あえぐ国民は、実効性ある雇用創出や暮らし、社会保障、環境・エネルギーにかかわる諸施策を
どうするか、まじめな議論が聞きたいはずだ

▼与党議員からは「これからという時に民主党はいつも『ホップ・ステップ・肉離れ』になる」と皮肉と
ともに、「敵失を利用するのは邪道だ。政治不信を一掃するのが先決」(平沢勝栄衆院議員)との声も

▼正論だ。でも国民は誰に政治不信一掃を委ねればいいか。与野党が足を引っ張り合っているその
瞬間にも、次代を担う子どもたちまで政治不信は拡大している

▼政治家にはワールド・ベースボール・クラシック日本代表の戦いぶりを見習い、相手のエラーを待つ
のではなく、正攻法の論争を進めてほしい。

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