2009/02/10
ニューヨーク市では4月1日から、タバコの値段が1箱10ドル(約915円)を超える
ことになりそうだ。これは新たな連邦税が課税されるため。複数の米メディアが伝えた。
課税後のたばこの値段は1箱あたり10ドルとなり、うち6ドル強は税金(市税、州税、
連邦税)だという。米国では専売制を導入しておらず、最終的な小売価格は店側の
裁量にゆだねられているため、店側の利益がこれに上乗せされる形となる。
今回の課税について米国肺協会のMichael Seilback氏は、「大変いいことだと思います。
州内での喫煙がらみの死亡件数も減ることでしょう」とコメントしている。
州によって、さらには市や郡によっても税率の変わる米国でのタバコ販売。ニューヨークでの
小売価格は全米平均の約2倍とも言われており、今回の値上げでさらに喫煙人口は
減少するものとみられている。