南雲忠一中将を再評価するスレ(仁)

このエントリーをはてなブックマークに追加
285GF長官
>>283の続き

米空母攻撃隊の「分散進撃」については、

「わが海軍の進撃要領は、上から艦戦・艦爆・艦攻の順序に約500m程度
差をつけて、視認距離や航法の難易を考え中高度を一団となって進撃し、
敵発見後所要の高度(突撃隊形)につくのが常道であった。

米空母機は隊内電話が良かったためか、急降下爆撃機と雷撃機は進撃中
も攻撃開始時付近の高度をとり、戦闘機はいずれをも支援できるよう、その
中間高度をとっていたようである。

そのような進撃隊形の欠点と思われるものは、雲の状況によっては互いを
見失うことがあるので、攻撃時期が食い違うことがあり、また各隊がおのおの
航法を行うので、航法誤差のため僚機が離れてしまうことがある。

これらに対し米海軍は、なんらかの対策をとっていたと思われるが、本攻撃
(ミッドウェー海戦時の南雲機動部隊攻撃)の状況はバラバラ攻撃となっている」
                            (『戦史叢書ミッドウェー海戦』)