南雲忠一中将を再評価するスレ(仁)

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208GF長官
>>207の続き

もう一つ。
空母戦においては、攻撃隊発艦前、司令官は予め母艦の行動予定を攻撃隊指揮官に
伝えておく。指揮官はそれに基づき、帰投予定時刻の母艦位置を計算し、そこへ攻撃隊
を率いて連れて帰る。

ミッドウェーでも、南雲長官は、
「攻撃隊発進後、(第一機動)部隊ハ、針路135度・速力24節ノ予定」
と友永隊長に伝えている。

母艦が変針したら、その度に無電に伝えれば良いじゃないかとも思いますが、
確実を期してのことでしょう。
通常攻撃終了後、定められた地点で空中集合し、まとまって母艦へ帰投しますが、
実戦では、どうしてもはぐれる機体が出てくる。
無電で伝えても、受信に失敗する機体があるかもしれない(特に単座戦闘機)
混乱を避けるためにも、発艦前に母艦の行動予定を全員に伝えておき、最悪の場合、
単機ででも帰還できるように、との意図だと思われます。
209GF長官:2009/01/12(月) 21:57:30 ID:???
>>208の続き

この日原少将は、母艦の行動予定を、高橋少佐に次のように伝達。
「針路90度・速力20節」

>>194にあるように、MO機動部隊と「敵航空部隊」(ネオショー)との距離は163浬。
しかも、MO機動部隊は南下、敵航空部隊は北上していますから、このままでは
接近し過ぎてしまう。

敵攻撃隊の反撃も予想されるので、適度な間合いと取ることが必要。
ならば、東進か西進の二つになりますが、原少将は東進(針路90度)を選択した。