>>135の続き
5月7日、珊瑚海海戦一日目。
「この海戦での行動は喜劇的・悲劇的な失策に満ち満ちており、推測や仮定の誤り、
艦船の誤爆、絶好の機会の見落とし、小さな機会の偶然的な把握に彩られている」
(『モリソン戦史』)
「錯誤の戦い」と評される珊瑚海海戦。
双方とも最初のつまずきは索敵から生じている。
特に日本側はついに日が暮れるまで、その遅れを取り戻すことは出来なかった。
本人たちは必死なんですけどね。
>>132の情勢判断に基づき、未明より綿密な索敵網が築かれます。(
>>15参照)
所属 基点 方位 進出距離 機種(機数)
第五空襲部隊 ラバウル 160度〜180度(3線) 700浬 一式陸攻(3機)
第五空襲部隊 ツラギ 175度〜225度(4線) 650浬 九七大艇(4機)
MO主隊 ロッセル島 90度〜210度(4線) 150浬 水偵(4機)
掩護部隊 デボイネ 160度〜230度(不詳) 250浬 水偵(不詳)
MO機動部隊 A点 170度〜270度(6線) 250浬 九七艦攻(12機)
(註)A点は
>>106参照