シー・シェパード、人気番組撮影であおられ?違法行為
【ワシントン=小川聡】動物の生態などを取り上げる番組が人気のCS放送アニマル
プラネットが、米国の反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)による日本の調査捕鯨船に
対する妨害活動を追跡した「鯨戦争」(7回シリーズ)の放送を開始した。
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米国で14日に放送されたシリーズ2回目では、調査捕鯨船に不法に乗り込んで“人質”
になるような活動家をSSの船長が募集する場面や、実際に2人が調査捕鯨船に乗り
込む場面が取り上げられた。
調査捕鯨を実施する財団法人「日本鯨類研究所」は「SSの違法行為は、撮影班の
存在によって一層あおられたのではないか」として、アニマルプラネット側に抗議している。
番組の宣伝によると、今後、「船長が調査船側から狙撃され、胸に銃弾を受けた」という
エピソードも放送されるという。同研究所では、「発砲自体、なかった」としており、事実と
異なる「演出」が行われた可能性を指摘している。
SSの妨害活動に対しては、国際捕鯨委員会(IWC)が全会一致で非難声明を採択して
いる。警視庁はSSの活動家3人を威力業務妨害容疑で国際手配している。
(2008年11月15日18時48分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081115-OYT1T00527.htm