民主党ですが我が党の勝利です。

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989名無し三等兵
梅代わりに某通信不規則発言と通信本体から一部分省略にて。
ttp://tameike.net/comments.htm

○選挙結果については、3つのハードルがあると思います。

(1)投票率が60%を超える
(2)選挙人獲得数が300人を超える
(3)上院の議席数が60議席に達する

○仮に上記の3条件をすべて満たした場合、これはもう「超強力政権」の誕生です。ニューディールでも何でもお好きなように
やってください、という数字といえましょう。「60%、300人、60議席」は分かりやすいハードルだと思います。

○もっとも、政治の世界において「勝ち過ぎるとろくなことはない」ことは、2005年の「9・11郵政選挙」などでも実証済みです。
「60%、300台後半、60議席」なんてことになると、民主党の中の反戦派、環境保護派、フェミニスト、労働組合などの声が一斉に
吹き出して、収拾のつかない状態になってしまうかもしれません。これは困ります。

○1993年のクリントン政権誕生直後がまさにこれでして、民主党が「久々にホワイトハウスと上下院、全部押さえた」ことで図に
乗りました。クリントン大統領が、政権就任直後に手がけたのが「軍隊へのゲイの入隊問題」でした。これで米軍が新大統領に
そっぽを向いてしまい(そうでなくても、クリントンは徴兵逃れで印象が悪かった)、後で高くつきました。2年後の中間選挙は
歴史的大敗となってしまいました。

○クリントンの場合は、その後は何とか復活して大統領職を「ハッピーリタイアメント」するのですが、それは経済が好調に転じた
ことに大きく救われていた。今回のオバマの場合、この後の経済が急激に好転するとは考えにくいので、果たして「ハッピーな出口」
があるかどうか、ちょっと心配であります。とにかく、新大統領は「2010年の締め切り」を意識しなければなりません。
あんまり勝ち過ぎない方が良いといえましょう。

つづく。