直Q変化Q:ジャーナリスト、ビル・エモット氏 混とん世界経済、日本がやるべき…
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081003ddm008020126000c.html Q 「日」(=日本経済)はその後、どうなったのでしょう?
A 今は雲に覆われていて暗い。米国の動向によるが、日本経済は今後1年の間にリセッション
(景気後退)かそれに近いものを経験するだろう。ただ、成長の潜在力は、「日はまた昇る」を
書いた当時と変わらない。雲を取り除くには、手詰まり状態の政治をまず打開する必要がある。
Q 早期の解散・総選挙が必要だと?
A それが日本のためだ。与党、民主党のいずれが勝利しても、何らかの再編が起きて法案を
通しやすい政治構図が生まれるだろう。改革路線も復活するのではないか。
Q 自民、民主、どちらの政権が望ましい?
A 小沢民主党だ。小沢一郎氏の考えを支持するからではなく政権交代が日本のためになると
思うからだ。民主党に、責任を果たせる政党だということを国民に示すチャンスを与えることだ。
それなしで、これまでの短命政権、スキャンダル、脆弱(ぜいじゃく)な政府、政治の機能停止、
という循環を断つことはできない。