南雲忠一中将を再評価するスレ(波)

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676GF長官
>>668の続き

では、具体的な作戦日程を。

(1)Y日(5月3日)ツラギ攻略部隊(海軍呉特別陸戦隊)がツラギを攻略
(2)X日(5月10日)ポートモレスビー攻略部隊(陸軍南海支隊・海軍呉第三特別陸戦隊)が
            ポートモレスビー攻略
(3)Z日(5月15日)ナウル・オーシャン攻略部隊(海軍第六根拠地隊陸戦隊・鹿島陸戦隊)が
            ナウル・オーシャン攻略
(註)各部隊の編成については、>>641参照。
   ツラギ攻略部隊は、ツラギ攻略後、そのままナウル・オーシャン攻略部隊となる。
   ナウル島・オーシャン島は、ラバウルの東方600浬にある英委任統治領。
   『戦史叢書』には、「世界有数ノ燐鉱産地ナルモ敵兵力ナシ」とあります。

「MO作戦の概要は以下の通りであった。すなわち、
4月25日ころから第五空襲部隊は航空攻撃を実施する。
5月3日未明ツラギを攻略して、大艇を進出させ、更にデボイネに水偵を進出させる。
これらの警戒の下に、攻略部隊はジョマード水道から珊瑚海に出て、ポートモレスビーに
進出し、5月10日未明同地に上陸する。
攻略後直ちに、第五空襲部隊の一部が進出する。
また一部兵力をもって、5月12日サマライを攻略し、補給の中継地とし、
更に先にツラギを攻略した部隊をもって、5月15日ナウル・オーシャンを攻略する。
機動部隊は敵水上部隊の出現に備えて、攻略部隊の間接支援に任じ、更に引揚げ
を利用して、ナウル・オーシャン攻略を支援する」      (『戦史叢書』)
(註)「第五空襲部隊」については、後ほど紹介します。
   「ラバウル航空隊」と考えて頂ければ結構でしょう。
   サマライは、ニューギニア政庁所在地。
   各位置関係は、>>608参照。