南雲忠一中将を再評価するスレ(波)

このエントリーをはてなブックマークに追加
647GF長官
>>642の続き

この中で、主役は勿論五航戦です。
しかし、瑞鶴・翔鶴の仲良し姉妹が編入されるまでには紆余曲折がありました。

当初の作戦では、ポートモレスビー攻略は昭和17年4月の予定。
使用兵力も四艦隊と基地航空隊のみという計画だった。
ところが、3月10日の米機動部隊によるラエ・サラモア来襲。、更にはポートモレスビー
の敵航空兵力の増強により、手持ちの兵力だけでは不足気味となり、井上長官は空母
の増援を要請します。

前述の通り、4月上旬、南雲機動部隊はインド洋作戦中、内地で修理中の加賀も4月
には間に合わない。そこで、MO作戦は5月下旬に延期。
その後、MI作戦が6月上旬に決まったので、MO作戦は5月上旬に繰り上げ、加賀を
派遣することに決定。

<第二段作戦第一期兵力部署>
[南洋部隊]第四艦隊司令長官
第四艦隊・第六戦隊・第五戦隊・第十八戦隊・那智・加賀・祥鳳・瑞穂・第七駆逐隊・
第二十七駆逐隊・呉鎮守府第三特別陸戦隊
五月上旬「ポートモレスビー」攻略後、第一段作戦第四期作戦続行

[備考]
(ロ)「ポートモレスビー」攻略作戦ヲMO作戦ト呼称ス
(ホ)第五戦隊(那智欠)、加賀、瑞穂、第二十七駆逐隊ノ南洋部隊編入ハ五月十日頃迄トシ、
   編入時機ハ特令ス         (『聯合艦隊機密第六九四番電』)

備考の(ホ)を読むと・・・
「加賀はミッドウェー作戦に使うんだから、5月10日までに”無傷”で返すように!」というGFの
目に見えない圧力を感じますねぇ。
井上長官、お察しします。