南雲忠一中将を再評価するスレ(波)

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642GF長官
>>641の続き

う〜む、モリソン博士が「日本海軍の戦略家たちは、兵力分散の信奉者たちだった」
と皮肉っていますが、耳が痛い。
とはいえ、お家の事情というものもある。

「日本軍の作戦計画が巧緻でしかも複雑になりがちなのは、常にわずかな兵力で
最も効率よく戦果をあげようと腐心しなければならないからである。兵力を集中する
には戦線がひろがりすぎ、それらを有効におさめて行くには国力が乏しすぎた。
あまりに多く占領地域を獲得しすぎたために、それらを防衛する作戦が多目的と
ならざるを得ないのである」                     (『暁の珊瑚海』)

あと、「MO作戦に一航艦全力(空母六隻)を投入していれば・・・」と言われますが、
後智恵と言わざるを得ません。

すでにMI作戦は決定しており、その準備や編成替えのためにも、余計な手間を増やす
わけにはいかない。史実でも、第一機動部隊の出撃が一日遅れたというのに。
GFとしては、五航戦で十分、訓練台にはちょうど良いだろうくらいの認識だったのでは。