南雲忠一中将を再評価するスレ(波)

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588GF長官
>>582の続き

>>539に戻りまして、(2)5月7〜8日 珊瑚海海戦
これは、史上初の空母決戦として名高いですね。

「珊瑚海海戦は彼我の艦隊が互いに相手の姿を見ることなく、戦艦の場合の
約20マイルが限度の間隔を100マイル乃至それ以上にひろげて戦われた
史上初めての海戦であった」      (『第二次大戦』リデル・ハート/著)

敵の艦影を確認せず、また一発の砲弾を発射しないうちに戦闘が終わるなんて
まさに、歴史の転換点。
更に、ミッドウェー海戦の前哨戦としても、押さえておきたいところ。

「珊瑚海海戦は、太平洋戦争の中で比較的取り上げられる機会が少ない戦闘
である。一ヶ月後にはミッドウェー海戦が起こり日本軍が大敗したために、これ
を太平洋戦争の転回点と位置づけられた。
その前哨戦ともいうべき、ツラギ空襲に始まる五日間の攻防であったために、
戦史においても簡略な既述で片付けられる場合が多い。
しかしながら、これは海戦史上初めての航空母艦同士の戦いであり、太平洋
戦争の行方を暗示する意味においても、特筆すべき重要な戦闘であった」
                                   (『暁の珊瑚海』)

そして何より、宿敵米海軍との本格的な戦闘が始まるのもここから。

「そして、珊瑚海海戦から連合軍にとって光のきざしが見え始め、ミッドウェー
で夜明けが始まった」                     (『モリソン戦史』)

もちろん南雲長官とは関係ないので飛ばしても良かったのですが、空母同士
の戦闘とは如何なるものか。「ミッドウェー海戦編」の予習も兼ねて、取り上げ
てみたいと考えています。