昼間出ていたダムの話、一応住民側から代案は出ていたようだ。
「川辺川ダム」白紙撤回求める熊本知事発言要旨
そもそも治水とは、流域住民の生命・財産を守ることを目的としています。しかし、守るべきも
のはそれだけでしょうか。私たちは、「生命・財産を守る」というとき、財産を「個人の家や持ち物、
公共の建物や設備」ととらえがちです。しかし、人吉・球磨地域に生きる人々にとっては、球磨
川そのものが、かけがえのない財産であり、守るべき「宝」なのではないかと思うに至ったのです。
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国土交通省は、住民が提示した河床掘削による流下能力の向上や遊水地設置などの代替案
については、人吉層の掘削は問題がある、貯水のために農地を利用することは社会的にも困難、
と言うに止まるなど、「ダムによらない治水」の努力を極限まで行っていないと思っています。
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さらに、現在の県の財政状況にあっては、巨額の税金を投入することについて県民の理解を
得るためには、住民の幸福量の増大が明らかであることがより一層求められます。その点から
も、現行の川辺川ダム計画は認めることができないと考えます。