すんません初心者です。教えて下さい。国本氏の記事
ttp://www.warbirds.jp/kunimoto/type51/kaiguntama.htm では、「海軍航空機用機銃徹甲弾の性能」として以下のようにあります。
99式20粍一号
射距離200mに於いて
15.6粍防楯鋼板(B17操縦席背後装備のもの)を正撃にて貫徹、30粍の破口を生ず
99式20粍二号
射距離300mに於いて
15.6粍防楯鋼板(B17操縦席背後装備のもの)を正撃にて貫徹、25粍の破口を生ず
射距離50mにおいて15粍ブリネル450以上の鋼板を貫徹し、1m後にある30粍木板を貫徹す。
一方で、昭和17年夏時点で以下のような記録があるので1号銃で16ミリの鋼鈑貫徹は無理だと考えていました。
昭和十七年七月二七日三空所見
追加戦訓(三空)抜粋
(一)現用20ミリ強薬包を以てB-17装備の15ミリ鋼板に対し距離100メートルに於て実験射撃を実施せる処、
各弾薬包共に表面昨裂をなし徴庇をも与えず、速かに一五ミリ程度鋼板貫通可能の弾薬包の配給を必要とす。
昭和十七年七月一八日
航本機密第8421号「戦闘機の機銃威力増大に関する件通知」
(2)B-17級防禦鋼鈑(厚さ約16ミリ)貫徹に十分なる強度を有する弾薬包を新製し、これを台南空、三空に
供給しあるも本弾薬包は現用九九式20ミリ一号機銃にては初速小なる為、厚さ約10ミリの鋼鈑を
貫徹し得るに過ぎず。目下新しく生産中の二号機銃を使用せば概ね初期の目的を達す。
これはその後さらに改良されたと言うことでしょうか?