戦車についてとことん語るスレ 4両目

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630名無し三等兵
極東の名無し三等兵 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」

 軍事研究で好評連載中の「連載:戦車7000両の激突!湾岸戦争大戦車戦」でありますが,今月号の
「第18空挺軍団の『西方の壁作戦』 フランコ・アメリカン機動隊の結成/敵領一五〇q史上最大のヘリボーン侵攻作戦」
に大変興味深い話があります.

<ユーフラテス河畔で発生した無敵M1A1タンクバトル> p144

 トム・クランシーの「Armored Cav」でも報告されているエピソードらしい
 第24歩兵師団所属のとあるM1A1がユーフラテス河畔を進撃中だったが,運が悪いのことに泥穴にはまり込み,戦車回収車を待つことになった.
 部隊はそのまま進撃.
 まぁ,敵なんか来ることはないだろうと楽観視していた所に,
T-72神がやってきた しかも3輌同時に!!
 M1A1は泥穴にはまり動けない,戦力差1対3!という絶望的な状況に.
 最初に砲撃したのはT-72.
 距離1000メートルからHEAT弾を射撃!
 見事砲塔に命中・・・・

 しかしM1A1は生きていた!!
 その後M1戦車の反撃により,返り討ちに遭う.

 もう1輌のT-72も,距離1000メートルからHEAT弾を射撃し命中弾を浴びせたが,熱エネルギーが足りなかったのか,これまた貫通に至らず.
 恐れをなしたT-72は逃亡しようとしたが,これを見逃さずにM1戦車は砲撃.
 エンジンルームに命中弾を浴びたT-72は爆発炎上.
 続けて2輌失ったイラク軍戦車隊・・・残るは1輌!
 しかしこのT-72は猛突進を掛けた!
 そして憎きM1戦車との距離を400メートルまで接近させ,125mm滑腔砲から放たれた高速徹甲弾を砲塔正面に命中させた!!
 こうして偉大なるT-72神は,見事に憎き邪神を打ち砕いたのである・・・Объект

                                              -完-
631名無し三等兵:2009/01/26(月) 20:19:16 ID:???
>>616
あれは湾岸が始まる前にソ連でT-80なんかに使われていた最新鋭の砲弾の威力からみつもったためではないんでしょうか?
ttp://www.steelbeasts.com/sbwiki/index.php/Image:3BM-42.jpg

でふたを開けてみたらモンキーモデルだったと
632名無し三等兵:2009/01/26(月) 20:20:22 ID:???
……というのは嘘で,実際には400メートルという距離で放たれた砲弾は確かに,砲塔正面に命中しましたが,
装甲にちょっとした窪みを付けただけで弾き返されましたとさ.

\(^o^)/

 高価なダングステン弾芯ではなく,安価な鋼鉄製弾芯を使ったのが勝敗の分かれ目とされる.

 だがこのT-72の戦車長は切れ者で,迷うことなく傍にあった小砂丘の背後に隠れた.
 迂闊に逃走すれば砲撃の餌食になると判断し,操縦手の腕もあってすぐに隠れる事が出来た.

 それは大変見事な操縦捌きであったが,しかし運命の女神は彼らに微笑まなかった.
 小砂丘という地形とM1A1のテクノロジーが,彼らの運命を定めたのであった.
 M1の砲手は高感度の熱映像装置(TIS)に目を凝らして,小砂丘の上に異様な熱の陽炎が湧き上がっているのを探知.
 これはT-72のエンジンから吐き出された高温の排気ガスに違いなかった.
 これを見逃さなかったM1砲手は,砂丘のT-72が潜んでいる当たりに狙いをつけ砲撃.
 そして3発目の砲弾は,小砂丘を貫通し潜んでいたT-72に命中.
 優秀な乗員を乗せたT-72は爆発炎上した・・・

 3輌のT-72が1輌のM1A1(しかも動けない)に敗れ去ったのだ.

 たった1輌に・・・そうたった1輌に,