民主党ですが申し訳ないです

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859名無し三等兵
■2008/08/21 (木) 19:39:07 産科事故判決が教えるもの

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そもそも、人の命を預かる医師に対し予見できないことまで業務上過失致死という刑事罰で立件
した方が無理があったわけで、警察と検察ってのがいかに酷いことをするのかと言う話です。
この事件のもう一つの側面として、マスコミによる「報道被害」の問題が指摘されています。
メディアが焚きつけ、それに乗じた警察が捜査を始めた、そう言った理解が一般にありますが過去の
記事を調べてみると必ずしもそうではありません。
全国紙で事件を報じたのが最も早かったのが『帝王切開後、急死 大熊の病院、大量出血で』と題する、
05年1月27日付の読売朝刊です。
これは、県が医療事故を発表したことを受けた記事であり、結論は同年3月に予定されている
「県立大野病院医療事故調査委員会」の発表を待ちたいという内容です。
実際、毎日や朝日が読売を後追いをするのはそれから2ヶ月も経った調査報告書(3月22日付)が
発表された後の3月31日です。

ところが3月31日付の毎日・岩佐淳士記者の『大野病院医療ミス:無理な処置で大量出血、医師不足も
死亡原因に』とする記事は調査報告書には全く記述されてないことを書いています。
【宗像委員長によると、癒着胎盤は2000〜400人に1例程度。はさみ(クーパー)で胎盤をはがす方法は
通常あり得ないといい、「胎盤の剥離が難しい時点でやめていれば助かる可能性は高かった」と指摘
している】、とあたかも残虐なる「はさみで胎盤をはがす方法」が採られたことが死亡原因であるかの
ような書きっぷりです。
ところが、報告書では「クーパーを使用する前に剥離を止め子宮摘出に直ちに進むべきであったと
考える。しかし妊婦は20歳代と年齢も若く、子宮温存の希望があったため、子宮摘出の判断の遅れが
生じたと考える」と現場の事情に一定の理解を示しています。
報告書のどこをどう読んでも「医療ミス」やら「無理な処置で大量出血」というのは明らかなミスリードで
あり、医療ミス説を声高に叫んだ毎日や朝日が火に油を注いだのは事実だと思います。

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20080821