南雲忠一中将を再評価するスレ(呂)

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807GF長官
>>806の続き

この艦本の判断をどう評価すべきか。

史実を知る我々にしてみれば、「戦争は会議室で起きてるんじゃない・・・(ry」
とでも言いたいところですが、新兵器の開発は賭けの要素が大きく、採用する
か否かは慎重にならざるを得ない。
一概に非難は出来ないと思います。

ただ>>706〜で紹介した通り、ギャンブル性から言えば、同じく海のものとも
山のものともつかない空母開発に、あれほど柔軟で進取の気鋭に富んでいた
日本海軍が、なぜ電探に関してはかたくなで冷淡であったのか。

やはり水雷戦は帝国海軍のお家芸とも言える存在で、長年の研究と訓練に
より十分な手応えをつかんでいた。
「あんな若造に、水雷夜戦の何たるかが分かってたまるか!」
このようなある種の矜持があったのかもしれません。
まさに、>>196で示した通り「勝者は眠り、敗者は目覚める」ですね。

どうも、この「水雷夜戦」という言葉の響きには、日本男児の血を
たぎらせる何かがあるのかもしれません。
本職も、第一次ソロモン海戦やルンガ沖夜1戦の戦記を読むと、
異様にアドレナリンが分泌するのを感じますし・・・気のせいかな。