南雲忠一中将を再評価するスレ(呂)

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731GF長官
>>712 人間性を論ずるのは、いささかスレ違いに感じますが、 
「大したキレ者だと自然に頭が下がる。我々若い者の面倒もよく見てくれた。
この有能な艦長に絶対の信頼を置いていた」
高雄艦長時代の南雲長官を評した、淵田中佐の言葉です。

「筆者が海軍兵学校在校中、金剛を見学に行った時のことである。
生徒たちが整列して待っていると、がっしりした色の浅黒い将官が、ひょこ
ひょこと現れた。第三戦隊司令官南雲忠一少将であった。

南雲少将は生徒の敬礼に応えると、
『やあよく来てくれた。この金剛は古い艦じゃが、まあ見て行ってくれい』
と挨拶した。これはなかなか話せそうな司令官だなと考えると、続けて、
『おい副長、あとで生徒に何かご馳走してやってくれい。酒はいかんのか。
それならラムネと何か甘いものをな』
このおかげで、我々は見学の後、大福餅や羊羹をたらふく詰め込むことが
出来た。
南雲提督と筆者との出会いは、これが最初で最後であった」
                     (『波まくらいくたびぞ』豊田穣/著)

皆さんも経験あると思いますが、学生にとって食べ物をご馳走してくれる
人は間違いなく「良い人」です。
まあ、人格と戦闘指揮能力は別物でありますが。