168 :
GF長官:
(B)敵空母機の来襲状況
「当時入手していた敵空母の位置は味方から約210浬。
従って、敵の艦爆や艦攻は味方まで届くだろうが、艦戦は航続力不足で、
付いてこられないだろう。
敵が艦戦を伴わないで来襲すれば、わが上空警戒機で十分防御できる。
敵空母の攻撃隊が戦闘機を付けて来るとすれば、もっと距離を詰める
必要があろう。その場合は、敵機の来襲は遅れることになる。
すなわち敵空母機来襲までには、まだ時間の余裕がある」(『戦史叢書』)
参考までに、航続距離は以下の通り
航続距離 行動半径
F4F 680浬 340浬
SBD 1166浬 583浬
TBD 377浬 188浬 (『世界の傑作機』より)
(註)行動半径は単純に半分にしただけなので、実際はもっと短くなると
思われます。
これによれば、航続距離が足りないのはF4FではなくTBDのようですが・・・