★「消費税引き上げは不可避」 福田首相が外国プレスに明言
・福田康夫首相は17日午後、主要国の通信社代表と会見し、消費税率の引き上げに
ついて「5%でやってきたことで財政赤字を背負っているとも言える。決断しなければ
ならない大事な時期だ」と述べ、引き上げは避けられないとの認識を示した。
また首相は今月11、12日にわたって北京で行われた日朝公式実務者協議で
北朝鮮が表明した日本人拉致問題に関する再調査や、よど号乗っ取り犯関係者6人の
身柄引き渡しへの協力について「時間がかかるのでは約束したことにならない。時間的
制約は常識的な範囲だ」と述べ、早期に実現させる意向を示した。
一方、拉致問題の再調査に関連し「相手の対応によって制裁を解除していくというのは
あり得る」と述べ、拉致問題が前進すれば、北朝鮮に対する経済制裁をさらに解除する
用意があることを表明した。
首相は衆院の解散総選挙の時期について、「大きな課題がたくさんある。一つ一つを
丁寧にやっていく。当面、解散している暇はない」と述べた。
首相は宮崎勤死刑囚ら3人の死刑が執行されたことに関連し、死刑制度廃止論に
ついて「まだ日本国内では少数派だ」と述べる一方、自衛隊の海外派遣を随時可能に
する「恒久法」の制定について、当面は困難だとの認識を示し、個別法で対応して
いかざるを得ないとの考えを明らかにした。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080617/plc0806171731011-n1.htm