民主党ですが次回DLCはパンクロッカー

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832ミーくん ◆so94A7u4xA
床屋からだが移民受け入れって結局少子高齢化の先送りでしかないんじゃないかなぁ・・・

4.ドイツ社会の受けた傷■

 ドイツ社会が労働移民政策によって受けた傷も深い。まず6
0年代から入り始めた安価な外国人労働力に依存したことによ
り、企業が人手不足解消や生産性向上のための技術革新に取り
組まなくなった。同じ時期に、日本企業は深刻な人手不足に悩
まされていたが、積極的な自動化投資によって乗り切り、かえ
って強い国際競争力を身につけていった。西ドイツの企業がハ
イテク競争において大きな遅れをとったのはこれが原因だとさ
れている。

 教育現場にも大きな混乱が起こった。クラスの中で外国人生
徒が3分の1を超えるとクラスは「ひっくり返る」(Kippen)と
言われている。言葉のハンディキャップと文化や宗教の違いが
クラス一体の授業をほとんど不可能にする。人種起因の犯罪増
加も社会を殺伐とした雰囲気にしていく。

 さらに若年労働者の流入による高齢化社会への歯止め効果も
一時的なものだということが明らかとなった。まず大量のトル
コ人労働者が流入してきた70年代以降、西ドイツの出生率が
急激に下がった。肉体労働を外人労働者に任せ、より安楽な生
活への志向が強まるにつれて、子供を産み育てる情熱も弱まっ
ていった。

 そして外国人労働者の出生率そのものも、ドイツ社会への定
住が進むと急速に下降していった。結局、高齢化、少子化の流
れは変わらず、ドイツは高齢化した外国人労働者の福祉問題を
も抱え込んだのである。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h12/jog143.html